“できる”サラリーマンの災害・防災知識

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地震の際の安全確保行動

シェイクアウト(地震時の安全確保行動)

地震の際の安全確保行動1−2−3は、

まず低く(DROP)

頭を守り(COVER)

動かない(HOLD ON)

です。

●あなたが室内にいる時に地震が発生した場合

あなたが室内にいる時に地震が発生したら、その場で安全確保行動1−2−3「まず低く、頭を守り、動かない」を実践しましょう。

・まず体勢を低くして、地面に近づきましょう。

 (強い揺れであなたが倒れる前に)

・固定されたデスクやテーブルの下に入り、頭を守りましょう。頭を守るものがない場合は、腕や荷物を使って、頭を守りましょう。

・そして、揺れが止まるまで動かず、じっとしていましょう。

・揺れがおさまり、屋外に出ても安全上問題ないと判断するまで、室内に留まっておきましょう。日本のビルの大半は、その場で留まっておいた方が安全です。

●外出中に地震が発生した場合

あなたが外出中に地震が発生したら、

・ビル、木、電柱や電線から離れた場所を探す

・そこで、安全確保行動1−2−3「まず低く、頭を守り、動かない」を実践する

●運転中に地震が発生した場合

あなたが運転中に地震が発生したら、

・周りに何もない場所に停車する

・シートベルトを締めて地震が終わるまで、そこで停車する。

シェイクアウト(地震時の安全確保行動)

地震の揺れ自体でケガをすることは、めったにありません。

地震による死傷例の大半は、家屋の倒壊や、ガラスの破片や落下物が原因です。

安全な場所へ避難しようと長距離を移動することによりケガをする例が最も多く、避難の際の移動距離を最小限に留めることがとても重要です。

 

地震が来る前に、一度、自分の周りを見渡してみましょう。

家、職場、学校などの屋内で、どこが安全な場所なのかを確認しておきましょう。また、通学、通勤の途中で、いざという時に、どこが安全なのかについても確認しておきましょう。

そうすれば、いざ地震が発生した時に素早く行動に移すことができます。

 

いざという時に素早く安全な場所へ移動するよう反応できることにより、命が救われる可能性が高くなります。

 

身の安全を守る行動〜被災場所別安全行動

【1】自宅・職場

・机やテーブルの下などで安全を確保する

・職場の場合は、放送などを聞き、所属の規則・指示に従い冷静に行動する

・建物の被害がない時は、職場のビルが一時避難所となる。むやみに動かない

・窓から離れて、物が落下してきたり倒れてきたりしないかを確認する

【2】ビル

・窓から離れて、物が落下してきたり倒れてきたりしないかを確認する

・机やテーブルの下などで安全確保する

・放送などを聞き、冷静に行動する

・非常口を利用し、階段から避難する。エレベーターは使用しない(閉じ込められる可能性が高い)

 

【3】エレベータ

・行先階のボタンをすべて押して、最初に停止した階で降りる

・閉じ込められたら、インターフォンで連絡する

 

【4】公共交通機関

・つり革、手すり等につかまって、乗務員の指示に従って行動する

・慌てて、外へ飛び出すとケガの元になるので注意

 

【5】運転中

・通行妨害を避けて停車する。できれば、駐車場に駐車する

・エンジンを止め、キーはつけたまま、連絡先をダッシュボードに置き、ロック(カギ)はせずに避難する。

 

【6】商業施設

・大きなガラスや重たいものから離れる。

・非常口を確認する。落下物や物が倒れてこないか注意する。放送などの指示に従う

・スーパーでは、買い物かごがヘルメット替わりになる

 

【7】地下街

・煙が出たらハンカチを口に当て、低い姿勢で煙を吸い込まないようにして、避難する。

・地上出口の場所を確認して、外へ出る

・洪水などで水が入ってきた場合は、一刻も早く地上を目指す

 

【8】海岸・河川

・津波を避けるために、海岸を離れる

・河川、低地を避けて高台に避難する

・街の中では、頭を鞄などで保護する。空地、公園、学校などに避難する。倒れてくる危険性があるので、自動販売機や壁、屏には近づかない。

 

被害を確認する

揺れがおさまったら、落ち着いて状況を確認する。まずは、しっかり確認することから始めましょう。

【1】被害を確認する

・出口を確保する

 身の安全が確保されたら、揺れの合間をみて、ドアや窓を開け、逃げ口を確保する。ドアや窓が変形して開かなくなり、室内に閉じ込められることがあるため、ハンマーなどを事前に用意しておく。

・ガラス等が割れて散乱している場合には、座布団や布団などを上に敷いて、怪我をしないように靴を取りに行く。

【2】応急手当ての方法
倒れている人を発見した場合

反応がなければ、近くの人に119番通報とAED搬送を依頼する。

そして、気道を確保をせずに、呼吸を確認する(胸と胸部の動きを見る)。

心肺蘇生

①普段通りの呼吸がなければ、胸骨圧迫を30回程度行う。

②胸骨圧迫が終わったら、気道確保と人工呼吸2回程度行う。

③その後は、胸骨圧迫と人工呼吸を2回程度、繰り返し行う。

AED 到着 AEDの小児用電極パッドを使用する対象は、およそ6歳以下の小児なので、注意すること。

 

(1)周りの安全を確認する。自身が2次被害に合わないように注意する。

(2)肩をたたきながら声をかける。

(3)反応がなかったら、大声で助けを求め、119番通報とAED搬送を依頼する。依頼する時は、できれば別々の人に直接指示する。

(4)胸と腹部の動きを見て”普段通りの呼吸”をしているか、10秒以内で確認する。

(5)普段通りの呼吸がなかったら、すぐに胸骨圧迫を30回程度行う(胸骨圧迫は胸の真ん中)

(6)胸骨圧迫の後で、人工呼吸を2回程度行う。約1秒かけて、胸の上がりが見える程度の量を2回吹き込む。

※口対口の人工呼吸がためらわれる場合、一方向弁付人工呼吸用具がない場合、血液や嘔吐物などにより感染危険がある場合

⇒人工呼吸を行わず、胸骨圧迫を続ける

【3】火災を見つけたら

(1)避難

火災が発生した場合、天井に燃え移ってしまったら手遅れとなります。この場合は、すぐに逃げること。

「火事だ!」と大声で叫び、隣近所にも協力を求め、初期消火に努める。

(2)初期火災

天井まで火が回っていない初期消火の場合は、慌てずに火の始末をする。

消化用具は、普段からどこにおいてあるかをチェックしておくと共に、使い方を習熟しておくこと。

地域やビル等の防災訓練などで、消化器の使い方を練習し、一度経験しておくと良いでしょう。

また、普段から小さな地震でも火を消す習慣をつけておきましょう。

情報収集〜デマやうわさに惑わされず、正確な情報を入手する

大規模な災害に見舞われた時に重要なのは、「正確な情報の収集」です。

【1】収集内容

公共機関の情報を重点に、災害の大きさやその後の被害の広がり、津波などの2次被害にも注意する。

仕事場の周りの情報を集め、出勤できるかどうか、通勤途上のルートなどを調べる。

※各被害状況を確認する〜交通機関、インフラ、通信網

【2】収集方法〜複数の情報を正確には把握する

デマや楽観視した言動に迷わされることなく、さまざまな手段を利用して正確な情報の収集を行う。

※メディアでの収集〜携帯ラジオ、テレビ・携帯電話のワンセグ情報、インターネット

※人は一人だとすぐに逃げる事ができるのに、まわりに人がいると行動を合わせてしまう事がある。火事の場合に火災報知器がなっても避難せず、どうせ訓練だろうと仕事を続ける人がいます。

行動を開始する〜あわてず安全に行動する

避難場所へ移動するとき、家へ帰宅するとき、それぞれ事前にポイントを確認し、注意点に気を付けて、行動することが大切です。

【1】避難する

<避難場所への移動>

■すぐに避難しなければならない状況の場合

①火災が発生し、避難しなければ危険なとき。道路で車などが炎上し、拡大したとき。

②家屋が倒壊したとき、あるいは倒壊の危険があるとき

③地域のコミュニティや自治体が危険と判断したとき

④避難勧告があるとき(放送や連絡網を聞き逃さないように注意)

⑤自然災害(がけ・山・土砂崩れ、土石・火砕流、雪崩、洪水、津波)など危険が予想されるとき

■避難前のチェック

①広い道を選ぶ

②なるべく普段の日常生活で使っている道を通る。洪水のときは、側溝にはまらないように注意し、なるべく道の真ん中を通る

③運動靴を履いて逃げる

④風下は火災の被害が拡大する可能性があるため、風上に逃げる

⑤非常持ち出し袋は、平常時から準備し、定期的に中身の入れ替えを行う。避難の際は忘れず持って逃げる

⑥駅などの群衆が集まる場所は危険な場合があるので注意する

■どこへ逃げるか?

①一時避難場所

近くの安全な場所(公園、空地、学校など)

②広域避難場所

自治体等が指定した広域避難場所

③避難所

小中学校等の公共の施設に開設される避難場所

④津波避難場所

津波浸水予想地域で住民等が緊急避難あるいは退避できるように準備した避難場所

【2】帰宅する

■安全に帰宅する

みんなが一斉に帰宅を始めると、道路は人であふれかえり、緊急車両も通れなくなります。

電車が止まっている場合は、主要なターミナル駅で大混雑が発生し、将棋倒しや喧嘩など非常に危険性な状況となります。

夜間行動は避けて、帰宅ルートは帰宅支援ルートをあらかじめ確認しておき、そこを通って帰るようにしましょう。

帰宅困難者一時滞在施設も効果的に利用して、安全を確保しましょう。家屋倒壊、壁ぎわ、塀ぎわ、ガラス、落下物、がけ崩れ、津波、火災(風向き)などの危険場所に注意しましょう。

■帰宅開始前にはすること

暗くなっては非常に危険となります。暗くなる前に帰宅できるか事前に確認しましょう。日の入り、日の出の時間は確認するようにしましょう。

■災害時帰宅支援ステーション

災害時に帰宅者を支援するための施設です。

 

【対象施設】

・郵便局

・コンビニ

・ガソリンスタンド

・公立高校 

など

【支援内容】

・水道水の提供

・トイレの提供

・道路情報の提供

など

可能な範囲で支援協力を得ることができます(地域によって異なり、全て無料ではないので注意しましょう)

【1】持ち物チェック

■帰宅の為に必需品

○飲料水 ○食糧
○運動靴 ○雨具
○ティッシュ ○タオル
○懐中電灯 ○マスク
○予備電池・充電器 ○携帯ラジオ
○笛(ホイッスル) ○スマホ・携帯
○救急絆創膏 ○軍手
○季節・天候に応じた冷暖準備(防寒用品等)  

■あれば便利なもの

○ハンカチ(三角巾) ○ヘルメット
○薬・救急セット ○簡易トイレ
○ビニール袋・レジ袋・ゴミ袋  

 

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